《次の10年》もう一つの大切な投資先

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先週、新NISAの投資方針についての記事を書いたところ、沢山の方に読んでいただけたようで、嬉しく思っています。

みんな大好きお金の話(笑)

日本ではお金について話すのははしたないと言われがちですが、「お金について知っておくことは大事」だと本当に思います。

新NISAをきっかけに、投資や金融商品について、これまで以上に情報が出てくることでしょう。

そんな中、もう一つの大切な投資先=自分のことも忘れちゃダメだ!と思いました。

次の10年、自分に投資するとしたらどうするのか?、新NISAの戦略を考えるのと同じように長期視点で考えてみたいと思います。

目次

嬉しいメッセージをいただきました

このブログで、何度も引用させていただいているもふもふさんのブログがあります。

ご自身の体験から築かれた「私の大切なものはこれ」というどっしりとした哲学と好きなことへ突き進む様が、なんとも魅力的なのです。

事あるごとに思うのが、「一回目のフリーランスの時に読めていたらなぁ」ということです。そしたら、あそこまでの失敗をしなかったはず。

そんなことを、Xのやり取りで書いたところ

でも今成功し安定されているのがすごいです!しかも、本当に力がないとフリーではやっていけない職種というのが、さらにすごい。2回目を挑戦したことを含め、かっこいいです。

というコメントをいただきました。

もう、額縁に入れて飾っておきたいくらい嬉しいメッセージでした。

バード

永久保存します!

よくよく考えてみたら、方向転換をしてから、ここまで10年かかりました。

これしかできなかったというのもありますが、途中で「これは時間がかかるぞ」ということに気づき、早く結果を出すことを諦めました。

そして「体を壊すことなく長く続けるにはどうしたら良いか」「燃え尽きないためにどうしたら良いか」という視点から、デザインスキルやクリエイティブそのものよりも、生活やお金の流れを整えていくことを重視しました。

結果的に、これが良かったと思います。

キャリアはめちゃくちゃ、右往左往ぶりを見よ!

10年単位で考えるために、これまでのキャリアをざっくりと書いてみます。

24歳 ニューヨークのアパレルでインターン→アシスタントデザイナーとして働く

28歳 日本へ帰国。アパレル一社目(販売のみ)

31歳 アパレル二社目(販売から入って、半年くらいで店長になる)

33歳 フランスとイタリアの展示会で、買い付けを経験する
お店のブログとホームページの担当になる

34歳 WEBの勉強を始める→勉強時間確保のため転職。外資のメーカーで派遣のデザイナーとして働き始める

37歳 1回目のフリーランス失敗(残金:34,725円)
再び派遣で働き始める(3,000円から貯金開始)

40歳 2回目のフリーランス開始(つみたて投資を開始)

44歳 ようやく落ち着いた笑(資産1,000万を超える)

なんだかバタバタせわしないですね。

特に28〜33歳までは、苦手な接客販売の仕事をしていました。

ニューヨーク時代のボスに「デザイナーとして長くやっていきたいなら、絶対に販売の仕事をした方がいい。オフィスでデザインしていても、リアルな感覚は身につかないよ」と言われて、始めたのでした。

人がどんどん辞めていく職場で、セールがある時などは(これが頻繁にある笑)5連勤1日休みが5回続くような職場でした。

バード

足が棒のようになってたよ

営業時間は11時〜21時で遅番早番がありましたが、11時前に出勤して、帰りは22〜23時過ぎになることもしばしば。

33歳の時に、年に2回ヨーロッパの展示会に行って、買い付けをさせてもらえるようになりました。

社長と営業の人と一緒にパリとミラノを5日間くらいで回って、数千万円分の買い付けを行います。

ミラノ中央駅
展示会の様子

シンプルだけど売れるデザインとお店のウィンドウに飾るような目立つデザイン、この2つのバランスを取りつつ、展示会を回ってどんどん注文を入れていきます。

そして、並行してお店のブログとホームページの担当もしていました。

最初は「なんで私ばっかりやらされるのか」と怒り狂っていましたが、サイトを制作してくれたデザイナーさんとコーダーさんが素敵な方たちで、優しく教えてもらっているうちにハマりました。

最後の方は、自分のMacを持ち歩き、早めに売り上げを立てる→後はお店の裏でコードまたはブログを書く、昼休みは丸善で技術書を立ち読みするという日々になっていました。

そのうち、もっと本格的にやってみたくなり、時間を確保するために転職しました。

この長い長いハードワークを通して、ボスが言っていたリアルな感覚というのは、いざとなれば誰とでも話したり交渉したりできるものおじしない態度、決断の速さ、ぱっとみて「売れそうだな」とわかる複合的な感覚を言っていたのかなと思います。

バード

この感覚は、今の仕事でも重宝してる

次の10年で、サイドFIREという選択肢を自分に用意してあげたい

転職した当初は、友人知人に話す度に「あれだけ頑張っていたのに、よく転職したね、しかも派遣でしょ」と驚かれました。

でも、「あの生活をずっと続けるのは無理だな」と思っていました。

そして、毎日お店の裏で、在庫の段ボールの上にMacを置いて、立ったままコードを書きながら「座って集中して取り組めたら、きっといける」と思っていたので、迷いはありませんでした。

今でも覚えているのが、派遣の初日に18時ぴったりに仕事が終わり、「全然疲れてないけど、もう帰れるの?」と思ったことです。

この時の「最初に時間の余白を作る」というやり方は、正解だったと思います。

今回も、制作時間の確保を最初にしました。

【34歳】
時間の余白を作る→アパレルを辞め、派遣で働きながら勉強時間を確保

【44歳】
時間の余白を作る→取引先は法人のみ、新規の依頼は受けないようにして制作時間を確保

そして、のびのびと安心して制作できる環境を自分に用意してあげようと思いました。

今やりたいことは、アニメーションやイラストレーションです。iPadを使って、初めてデジタルで描いています。

新しいアプリを使う度に「どうやってレイヤーをまとめるんだっけ?」「あれ、動かない…なんで〜〜??」一つずつ調べながらなので、ものすごく時間がかかっています。

バード

手を振るクマを描くのに、3日かかったよ

クマ

モデルは私です

ただただ、自分の好きな線や色で描いてみたい

という自己満足のために、時間を使いたいのです。

もしかすると、今後やりたいことが変わるかもしれません。

私の場合、プレッシャーがなくリラックスした中で自分の好きなようにやっていくと良い感じになっていくので(自分比)、いつでもサイドFIREできるという選択肢を用意してあげようと思うのです。

まとめ

まとめるとこんな感じです。

痛い思いをして学んだ個人で事業をやる時の指針は、この3つ。ずっと前に、高校生でもわかる米国株の花子さんがおっしゃっていたのをその通りだと思いメモしました。

【ビジネスについて】
①ビジネスは一人でやる
②本をたくさん読む
③お金をかけない

投資の指針は何度も紹介している本に書いてあった、この3つ

【投資の方針について】
①収入の範囲で生活する
②借金はしない
③収入の半分を投資に回す

これらがこれからのライフワークを下からがっちりと支えてくれるような気がするのです。

『長期・積立・分散』の投資スタイルを自分への投資に当てはめると、『長期(時間をかけて)・積立(コツコツやる)・最初は分散(試行錯誤)のち絞り込み(集中)』かなと思いました。

リラックスしながら創作できる時間、大切に育んでいこうと思います。

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