投資を始めたきっかけ | となりの億万長者って案外身近にいるのかも?!

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私が投資(資産形成)に興味を持ったのは、あるアメリカ人との出会いからでした。

John(仮名)との出会いがなければ、今も投資をしていなかったと思います。

Johnと友達になって何年も経ってから『となりの億万長者』(Thomas J. Stanley , William D. Danko著、斎藤聖美翻訳)というアメリカでベストセラーになった本を読みましたが、そこに書いてある億万長者の生活ぶりがJohnの暮らしをのぞき見したのではないかというくらいそっくりで、笑いながら読んだのでした。

ごくごく普通の暮らしをしている一市民が、知恵を使い、倹約家精神を養い、投資によって一代でミリオネアになる ー これもまたひとつのアメリカンドリームだなと思います。

目次

スターバックスでの出会い

Johnと出会ったのは、六本木にあるスターバックス。

なぜ六本木に行ったのかは覚えてないのですが、久しぶりに会った友人とお茶をしていました。確か、季節は春で雨が降っていたような…週末の昼下がりだったので、店内は混んでいました。

コーヒーを受け取ったところでちょうど席が空いたので「ラッキーだったね」と4人がけのテーブルについて、のんびりおしゃべりしていました。

そこに、ウロウロしている外国人の方が一人。

一人席も全部埋まっていて、空いているのは私たちのテーブルだけ。「あの〜もし相席でもよかったら、どうぞ」と声をかけたのが始まりです。

カリフォルニアから来ていること、日本をゆっくり周ろうと思って3ヶ月ほど滞在していることなど話してくれ、ちょっとマニアックな海外ドラマ『シリコンバレー』の話で大盛り上がりしました(笑)

シャイなJohnは、後々まで私と友人のフレンドリーさが嬉しかった、旅行で一番嬉しいことだったとまで言ってくれてます。

実は、彼はアーリーリタイア(FIRE)を達成済みで、株の売却益や配当金で旅行していたのですが、当時は全く知りませんでした。そして、こんなカジュアルな出会いがその後の私の生き方に大きな影響を与えるなど、0.000000001%もわかりませんでした。出会いって本当に不思議なものですね。

アメリカに遊びに行く

その後、Johnが日本に滞在している間、何度か会ってお茶したり、鎌倉のスターバックスにも行きました。これも後から知ったのですが、スタバの株を長期で大量に保有していて、視察も兼ねて海外のお洒落スターバックスに行くのが趣味だったのです。

当時、妹夫婦が海外赴任でサンフランシスコに住んでいました。夏休みに妹夫婦のところに遊びに行くついでに連絡を取ったところ「もう今年は旅行に行かないから、いつでもいいよー」とのこと。

「訪ねるのは、週末の方がいい?仕事の邪魔じゃない?」と聞くと「ん?リタイアしているから、いつでもいいよ!」と言われ始めて、若いのにリタイヤしている人っているんだ!だから、いつもゆったりしてるんだとびっくりしながらも妙に納得したのを覚えています。

となりの億万長者の暮らし

ホテルかAirbnb(エアビーアンドビー)で部屋を取るつもりだったのですが、「お金がもったいない!僕の家のゲストルームに泊まりなよ」←この辺りから倹約家らしさが出てきました(笑)提案があり、

信頼できる人だとわかっていたのと若くしてFIREした人がどんな部屋に住んでいるのか興味があってお邪魔することにしました。

部屋は、広めの2LDK。

リビングには大きな壁掛けTVと大きなソファー、コーヒーテーブルのみ。どの部屋もスッキリしていました。

早寝早起き、運動、規則正しい生活

一番驚いたのは、私の知っている誰よりも規則正しい生活を送っていたことです。

朝は5時過ぎに起床。ニューヨーク株式市場が9時から開くので(西海岸では6時)それまでに、スターバックスに行って、コーヒーを飲みながらその日の株価を見たり、ニュースをチェックしたりします。この時間が至福の時間だと言っていました。

そして、店員さんや常連さん達とちょっとおしゃべりしたり。初日に全員に紹介され、早朝のスタバコミュニティーに入れてもらいました。滞在中メンバー変わらず、穏やかな雰囲気で素敵だなと思いました。

その後は、近所の海岸へ行き、1時間ほど散歩します。歩いて5分のスタバへは車で行くのに、散歩はまた別だそうで、毎日熱心に歩いてました。

コストコでの驚きの買い物方法

買い出しは週に一度。

一人暮らしなのですが、チキンなどは一羽丸ごと焼いたものを買ってきます。「その方が初日はソテー、次の日はサンドイッチ、最後はチキンスープ、無駄なく使えていいんだよね」とのことでした。

もちろん、買い物にいく前にはアプリでお買い得品のチェックも欠かしません。そして驚いたのが、何かにつけ1オンス(約30g)、1ポンド(約450g)当たりいくらになるかを裏を見ながら、素早く計算していくことです。暗算で「こっちは1オンス当たり、2.28ドルかぁ」みたいな感じで細かいところまでサッと出てくるのです。

個パックになっているものは「包装にお金がかかりすぎだから買わない」「小分けにするのは家に帰ってから、自分好みの量にパックにした方が良い。時間はたっぷりあるしね(ウィンク)」

浪費家だった私は、この辺りからJohnのことを心の中で師匠と呼び始めました。

全ては独学で始めてみる、DIYが得意

滞在中に面白かったのが、一緒にマグカップを飾るための棚を作ったことです。

スタバの株を沢山持っているJohnは、海外に遊びに行った際、現地のスタバに立ち寄ってご当地マグカップをお土産に買ってくるのが趣味。帰ってきてから、そのマグカップでコーヒーを飲みながら楽しかった旅を思い出すのが好きなのだそうです。

「バード、今日はどの街のマグで飲む?」「ハンブルクでお願いします」みたいな感じ。

物が少ない家なのに、マグカップだけは40個くらい棚に入っていて、奥のものが取り出しにくい。「デザインもかわいいのから棚にかけて、見せるデザインにしたら?」と提案したところ、直ぐにメジャーと水平器が出てきました。

そしてPinterestでデザインの参考になるものを探し、YouTubeで作り方をざっと見て、近所のホームデポ(ホームセンター )に行き、スタッフの人にも相談して材料をゲット。壁にやすりをかけるところから始めて、毎日コツコツ進めていきました。

印象的だったのが、最初は1段分だけの材料をホームデポで買ってきて、上手くいくかチェックしていたことです。上手くいったら次は完成を目指す。「最初から冒険はしない。投資と一緒だよ!」と言っていました。

まとめ

ブログの1記事目は、Johnとの出会いについて書こうと決めていました。

彼との出会いがなければ、「どんな風に仕事をして、どんな毎日を送りたいのか?」ということを真剣に考え始めることもなかったと思いますし、FIREを達成した先輩が身近にいることで、具体的に何をどうやったら近づけるのかイメージしやすくなりました。

性格も全く違う、浪費家の私に、何年にも渡って根気強く投資の大切さを教えてくれたJohnには感謝でいっぱいです。

出会ってから数年経ち、株式分割や株式市場の値上がりによりJohnの資産は数倍に拡大しました。でも、質素な生活スタイルは変わらず、今も倹約家ぶりがうかがえる笑えるメッセージが届きます。

これからもJohnとの友情はずっと続くのだろうなと思うと同時に、人との出会いはなんて不思議なのだろうと思うのです。

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