【個人事業主のサバイバル術】やる気に頼らない仕組みの作り方

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そういえば、毎年4〜5月にかけて夏のデザインの仕込みが終わることもあり、のんびりした時間を過ごしているようです。

「ヨーロッパの人達みたいに、夏に4週間のバカンスが欲しい」と、結構真剣に願っていた時期がありました。

時期さえ限定しなければ、意外と取れることに気づいちゃった

というわけで、このプチバカンス中は、たまとクマと三浦半島をあちこち探検したり、本をたくさん読んだり、海外ドラマを一気見したり、思う存分楽しい時間を過ごすことができました。

トリ

超リフレッシュできたよ!

こんなことができるのも、一人でやっているので仕事の量や時間をコントロールしやすいことと、やる気に頼らない仕組みを作っているからだと思います。

周りを見ていても、長く続けている方達は、自分に合った仕組みを持っている気がします。

今日は、参考になる本がありましたので、その内容にも触れて、やる気に頼らない仕組み作りについて書いてみようと思います。

目次

村上春樹『職業としての小説家』を再読して

愛読しているもふもふさんのブログに、こんな一節がありました。

会社を辞めて、全く未経験の事業分野で起業する(ペットシッター事業)と決めた時、とりあえず街角に立って、人を観察するということをしてみました。

もふもふさんは、大好きな小説家・村上春樹さんの作品で、都心にバーを出店することになった主人公が、街ゆく人を観察する描写があったので、同じことをしてみたいと思ったそうです。

もと散財社畜女の都心ミニマルライ...
【無駄を楽しむ力は最強】街角観察をしたのが、事業成功への分岐点だった。 こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。先日、このような投稿をしました。副業で個人事業を立ちあげる時、まず何をすべきか全くわ...

これを読んだ時、「あ!これってあのシーンだ!」と小説の情景が立ち上り、その後で、「もふもふさんの事業がもふもふ仕様になっているのはこれだな」と心から納得したのでした。

そして今回、久しぶりに「職業としての小説家」という長編のエッセイをじっくり読み返してみて、ヒントに満ち溢れていると思ったのでした。

やる気がないときを初期設定にする

僕は三十五年くらいずっと小説を書き続けていますが、英語で言う「ライターズ・ブロック」、つまり小説が書けなくなるスランプの時期を一度も経験していません。書きたいのに書けないと言う経験は一度もないということです。

『職業としての小説家』より引用

なぜスランプに陥らないかというと、小説を書きたいという気持ちが湧いてこないときは全く書かないからだそうです。そして、そんな気分の時は翻訳(英語→日本語)をされているそうです。

読んでいて思わず笑っちゃいましたが、よくよく考えてみると、私もデザインする気がおきない時は動画を編集したり、モーショングラフィックスの試作品を作ったり、コードを書いたりして、技術的な作業をしていることが多いと気づきました。

最近は、1ヶ月で一番やる気が出ない月経中に何もしなくていいように仕事を組み立てています。

トリ

これで、すごく楽になったよ

時間がかかるからこそ、強みになる

つまり納得のいく作品をひとつでも多く積み上げ、意味のあるかさを作り、自分なりの「作品系」を立体的に築いていくことです。

『職業としての小説家』より引用

「会社を辞めたい」「個人事業主としてやっていきたい」という方から質問や相談を受けることがあります。

その時に、ほとんどの場合にいつも思うのが、

時間軸が短すぎる

ということです。

「失業保険中に次のことを始めて、1年くらいで軌道に乗せたい」みたいな話を聞いた時には、「直ぐに会社を辞めず、今すぐその次のことを始めてみて。本当に好きかどうか見極めてみるのはどう?」と伝えています。

積立投資だって10年を過ぎてから、ようやく複利の効果が出てくるのです。

逆に、始める前から「5〜10年後くらいに形になることを目指そう。生活費は別で稼ぐかサイドFIREレベルまで資産を積み上げておこう」というスタンスで取り組んだ方が上手くいく確率が上がるのにと思ってしまいます。

村上春樹さんも、ご自身の作品群を「艦隊にたとえれば戦艦から巡洋艦、駆逐艦、潜水艦まで、各種戦艦がだいたい取り揃えてあるわけです」とおっしゃっていて、

時間をかけて複数の作品を立体的に作っていけるかが、職業としてやっていく上で大切なことなのだと目が覚めるような思いがしました。

幸福度を保つこと

せっかくこうして(いちおう)小説家になれたんだから、そして人生はたった一度しかないんだから、とにかく自分のやりたいことを、やりたいようにやっていこうと最初から腹を決めていました。

『職業としての小説家』より引用

私がフリーランスを目指した理由は、

『毎日10時間寝て、お金の心配を一切せずに、好きなデザインの仕事だけしていたい』

という願いを叶えたいと思ったからです。

トリ

ロングスリーパーだから、会社員生活は辛かった

途中失敗もありましたが、デザイナーとして生活することができているのは、本当に本当にラッキーなことだと感じています。タイミングと運もよかった。

村上春樹さんじゃないですけど、2度目のフリーランスになった時には「せっかくフリーになれたのだから、これからは嫌な仕事は一切受けず、たっぷり寝て自分の好きなようにやっていこう」と誓いました。

そして、ここまでやってみてようやくわかったのが、今までの試行錯誤が今の幸福度につながっているのではないかということです。

だから今の幸福度を保つことは、過去からの積み上げを大切にして、よりスケールの大きな作品へ向かうために大切なことなのだと思います。

仕組み作りの話からはずれてしまいましたが、時間をかけて自分仕様のビジネスやコンテンツ(作品群)を育てていくことこそ、個人事業主の醍醐味だと感じています。

少しでもヒントになると嬉しいです。

よい週末を♪

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