あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
逗子には、鎌倉の鶴岡八幡宮の兄弟と言われる亀岡八幡宮があります。
鶴と亀、縁起が良いですね。亀の方は、こじんまりとした神社です。
元旦にパートナーのクマと参拝に行き、おみくじを引いてきました。
その中に、相場の項目があって
『あせるな 利あり』
と書いてあって笑ってしまいました。
投資を始めていなければ、きっと気づかなかったことでしょう。
さて、今日は前回の続き、となりの億万長者Johnのポートフォリオ(どんな資産を持っているか)について書いてみようと思います。
Johnの紹介はこちらから
マルチミリオネアでも、スタートの投資額は毎月166ドル
Johnと知り合う前は、資産形成やFIREについて興味も知識もゼロでした。
そんな私が、少しずつ投資の勉強を始め、行動に移すことができたのは、彼の言葉によるところが大きかったです。
「あのね、僕が最初に投資を始めた頃は、毎月投資に回せるお金は166ドルだけだったんだ。それで、アップルやスターバックスの株を数株ずつ買っていったんだよ」
「投資において大事なのは、時間を味方につけること。当時はアップルもスターバックスも株式分割もしてないし、配当も出してなかった。僕も166ドル出すことが精一杯だったから、とにかく続けることだけを目標にしていた。」
彼の言葉によって、投資への心理的ハードルが下がっていきました。
17銘柄:意外に分散は効いてなかった
初めて、他人様のポートフォリオを見せてもらいました。
証券口座にログインした状態でポートフォリオを見せてくれて、「え、いいの?」という感じでしたが、Johnはお構いなし。すごく嬉しそうに、詳しく説明してくれました。
びっくりしたのが、投資信託やETFは一つもなく、全て個別銘柄で17銘柄のみ。米国株のみで構成されていました。
数億円を、17銘柄に均等に振り分けているのではなく、数千株単位で持っている銘柄もあれば、400株程度のものもあり、かなり偏りがあると思いました。
思い出したのが、ウォーレンバフェットさんのポートフォリオ。
時々、入れ替えを行いながら、現在はアップル株に約40%の比重をおいています。
Johnのポートフォリオはまるで彼の部屋のよう。すっきりシンプルな印象を受けました。
銘柄選びの基準:中心には感動があった
そして、これまたウォーレンバフェットさんの格言にもあるように
Only invest in ‘simple businesses’ that you understand by Warren Buffeett
投資の対象は、自分に理解できる“シンプルなビジネス”に限るべきだ
Johnが投資している17銘柄は全て米国の会社で、みんなが知っている会社ばかりです。
「どうやって投資先を選ぶのか?」質問したところ、
「スターバックスは、1号店がシアトルにできた頃、職場が近くで、お店の雰囲気とラテの味に感動したから」
「アップルは、サンフランシスコで初代のMacを触って、度肝を抜かれたから」
「テスラは、街を走っているのを見てカッコいいなと思って、ショールームに行って試乗したら惚れた」
そうで、最近は配当も気にしているそうですが、投資に踏み出すきっかけは自分が心からいいと思ったかどうかだそうです。
幾度もの下落を乗り越えて
普段、物静かで落ち着いているJohnですが、コロナショックが起きた2020年3月のJohnは違いました(笑)
「バード!これは一生で何回かしかない、投資のビッグチャンスだよ!」連日のように、メッセージと電話がきました。
最初はふーんくらいにしか思っていなかったのですが(ごめんよ)急激に下がっていく株価を見ているうちに(毎日、スクショと読むべき記事のURLが送られてくる笑)だんだんその気になってきました。
当時のS&P500の最高値から10%下落した時点で、余剰資金の10%を投入、20%下落した時点で余剰資金の20%を投入、30%下落した時点で余剰資金の30%を投入、1ヶ月あまりの間に、余剰資金のうち60%を入れ終えました。その後、10%戻ったところで、さらに余剰資金の10%分購入しました。
投資初心者の私が、こんなに機械的に買い進めることができたのは、Johnがいつになく熱かったからです。
リーマンショック時に、スタバ株を取得。取得単価は、3.85ドル!
Johnにとって暴落というのは、10年に一回くらいくるビッグセールのようなものだそうです。
「リーマンショックの時、スターバックスの株もすごく安くなっててね、一株7.7ドルくらいだったんだ。メディアは暴落のニュースで溢れてたんだけど、でも実際、お店に行くと混んでる。
これは!と思って買えるだけ買い進めて行ったんだよ。」
その後、1:2の株式分割をしたので取得価格は、3.85ドル。現在の株価は100ドル前後+年間配当利回り1.99%。
「時の洗礼はすごいよね」と言ってました。
この時の成功体験があるから、コロナショックの時も熱心に色々教えてくれたようなのです。
長い旅のはじまり
Johnと話していいなと思ったのは、投資先を決める際に、目で見て触って、自分が心からよいと思ったものを選んでいる点です。
直感を大事にし、少しずつ積み上げていく
これって投資だけではなく、スキルや信頼の積み上げ方に似てると思いました。
Johnの投資法を一言で表すと、
Live below your means, invest often and wisely!
小さく暮らし、多く賢く投資しよう!
まさにこれ。
複雑な手法などは一切なく、基本に忠実、王道の投資法を長く続けることでした。
最後に彼からのニューイヤーメッセージを送ります。
Happy New Year! Investing in Stocks is a journey. Little by little you will build a nice Portfolio that can give you growth and income, now I am still building it but not with my own money but with dividend money. It’s like a small snowball going down a hill that is getting bigger. You will get to that point too!
あけましておめでとう!株式投資は長い旅のようなもの。少しずつポートフォリオを構築していくことによって、それはそのうちあなたに値上がり益と配当金どちらももたらすでしょう。私もまだポートフォリオを構築していますが、今は労働収入によってではなく、配当金を資金源としています。丘を転がっていく雪だるまみたいなものですね。きっとあなたもそのポイントへ到達するでしょう。
投資自体も楽しいですが、なによりもコーヒーを飲みながら楽しい時間をシェアできることが一番楽しい。
友達っていいなと思ったJohnの日本滞在でした。