にぎやかな実家から逗子に戻ってきました。
今日からまたいつもの日常です。コーヒーを入れて、Macの前に座るとホッとすると同時に、どーっと疲れが出てきました。つ、疲れました、、、
私の両親、90%くらいは冗談ばっかりなのですが、10年に一回くらい人生の指針になるような良いことを言います。
今回の帰省でも、ヒットが出ましたので書き留めておこうと思います。
どうやったら人生を謳歌できるのか?
一つ前の記事でも書いたように、50歳を過ぎてから初めての海外旅行に行って(私の卒業式に来てくれました)、味をしめた両親。
『笑顔とハローは世界共通たい』と言う名言を残し帰って行きました。
シンプルにして強烈
定年退職してからは年に2〜3ヶ月は、クルーズに行ったり、エアービーアンドビーで部屋を借りて、ヨーロッパやアジアをまわったり、とにかく楽しそうなのです。
今回、「退職してからすごーく楽しそうなんだけど、どうしたらそんなに人生謳歌できるの?」と飲んでいる時に聞いてみたところ、
父「そんなん簡単ばい。毎日楽しいことを考えるんよ。そしたら、毎日楽しくなるけん」
母「何でもどうやって楽しもか?って考えとるんよ。同じ一生、楽しまんともったいなか」
と、これまた笑えるくらいシンプルな答えが返ってきました。
つまり、父は『毎日楽しいことを考える → 毎日が楽しくなる』と心から信じていて、母は『人生==楽しむもの』というのがデフォルト値なのです。
退職したから楽しくなったのではなく、仕事をしている時も楽しかったそうです。
寝ている時間がもったいない
多趣味な父は、「寝ている時間がもったいない」と4時過ぎには起きてコードを書いています。
パパバー、一体何を目指してるんだろう?w
仕事でシステムを作っていた時は「ぜ〜〜ったいに残業したくない、だってテニスにも行きたいし、フルートも練習したいし」というのが原動力だったそうですが、今は「自分が書いたコードを使って、予測したり実験したりするのが楽しい。退職してから腕が上がったかもしれん」とのことです。
私よりできるよ
その間、母はというとグウグウ寝てます(笑)「あんたのお父さん、変わっとーけん」と言われました。あなたの夫ですよ!
予備日にやったこと
さて、今回1週間の予定で帰省したわけですが、メインの目的は「どちらかが亡くなった後、死人の探し物をしたり、お金の整理をする時間がもったいない。生きてる間に予行練習をしよう!」でした。
事前にスケジュールを知らせると、私が面倒くさがって帰ってこなくなる可能性があるから、福岡に着いてからスケジュールを記載したエクセルをシェアしようと話していたそうです。二人は計画して待ち構えていたのです!
6日目は『予備日』と書いてありました(笑)
何をしていたと思います?
別府の温泉に行ってもいいかもね、なんて言っていたのですが、前日の夜、母が「あちこち行った記録をエクセルにまとめとるんやけど、それを旅行記みたいにしたいねぇ」と言い出したところから、話が急展開。
母:ライティング
父:カメラマン(高校の時、カメラ部で暗室を作って現像していたそう)
なんと!二人でブログを始めることになりました。
よく情報交換をしているクルーズ仲間でブログを書いている人がいて、自分達もやってみたかったのですって。
「ドメインは覚えやすいのがいいね」「自己紹介も書かないけんね」「ブログができたら、名刺にブログのURLとQRを載せて、オフ会で配りたい」「トップページの画像も選ばな」「明日までに使い方習っとかんと」「バックアップも頼むばい」
15分おきに設定ができたか聞かれたよ
結局、キッチンのテーブルに三人でPCを持ち寄って作業するハメになりました。
うるさいけど、妙に覚えの良い二人、意外と面白いものを作るかもしれません。
まとめ
イオンに行った時、こちらの商品を見て大笑いしていたら
「それ美味しいとよ。何がそんなおかしいとね?」と言われました。
九州では、くまモンが無洗米を「洗わんでよかばい」(洗わなくても大丈夫)と売り出していたことに笑っていたのですが、このシンプルで無邪気な感じ、どちらが先にイオンに行ってイオンPayを試すかでもめていた(二人とも自分が先に行って試したい)両親にも通じるものがあるなと思ったのでした。
来週から1週間ほどの旅行に行く二人、今度は来年のヨーロッパ旅行の予行練習だそうで(また!?)、格安航空のLCCに手荷物で預けることができる7kg x 2人分のバックパックで行ってくるそうです。
「写真、たくさん撮ってくるけん」「スマホのメモにちょこちょこ書いて、後でワードプレスに貼り付けよ」
人生の先輩たち、本当に楽しむことが上手です。