7年ほど前に偶然出会ったミリオネアのJohn(六本木のスタバで、たまたま前に並んでいた)とは、コストコのホットドックから、ペパロニを載せた薄いクリスピーピザ、好きなコーヒーの味から壁の色まで、不思議と気が合います。
英語で話していても、あまりに感覚が近いので、時々、「へぇ〜、そうなんだ〜」と日本語で相槌を打ってしまうくらい。
急に日本語で話し出すのでびっくりしちゃう
でも、「仕事観」だけは正反対で、毎年この時期に話し合っている気がするのですが、多摩川の土手の向こうとこちら側で話しているくらい噛み合いません笑
なぜこんなに違うのだろう?と考えてみたところ、生い立ちや元々の気質の違いはあるものの、要は「執着」のポイントが違うだけではという結論に達しました。
今日は、それぞれの執着するポイントの違いと資産形成する目的も人によってこんなに違うのだなぁと感じたことについて書きたいと思います。
Johnの生い立ち
数世代前にヨーロッパから移住、白人、カトリック、お父さんは建設業に携わっていて、「景気が良い時は良いけれど、悪くなると最悪」という波が何度もあったようです。
景気が悪くなって仕事がなくなった時は、ニューヨークの親戚を頼って、当時住んでいたカリフォルニアから大陸横断もしたそうで、幼かったJohnは両親がお金の心配をしているのを見て、心を痛めたそうです。
この辺りの背景がJohnを本気で資産形成へ向かわせたのではないかと思います。
執着というパワー
何をやるにも、執着というパワーが出てくると、上手くいく確率がグンと上がる気がします。
Johnと私の執着の向かう先です。
Johnの場合:資産形成は、自由を得るための闘いである
「嫌な仕事を辞めるために、必死で資産形成をがんばった」Johnにとっては、資産成形は自由を得るための闘いでもありました。
「収入の○%を投資に回す」というよりは「1セントでも節約して、投資へ」という本気の姿勢でした。
「これは自由を得るための闘いなのだ」というJohnの確固たる決意…だから、達成できたのでしょうね。
私の場合:資産形成は、好きな仕事を長く続けるための保険である
私の場合は、「毎日10時間寝れて、家にこもって好きなだけデザインしたり、コードを書いたり、コーヒーを淹れて本を読んだりできていたら幸せ」というささやかな暮らしを持続したいための資産形成です。
でも、今の状況に辿り着くまでは、「どうやったらお金の心配をしないで、好きなデザインの仕事ができるか?」毎日必死に考えていました。途中には失敗もありました↓
もし、FIREできたら何をする?
「でもさ、自由時間がいっぱいある方がいいじゃん。もしFIREできたとして、さぁ自由に何でもやっていいよと言われたら何する?」と聞かれたので、
「時間をかけてポートフォリオサイトを作り込むかな。ほったらかしになってて気になってるの」と答えたら
「えっ、ポートフォリオサイト??また、仕事するの?ノーわからない」と呆れられましたよ。
本当に話が合わないねぇ
「長期で旅行に行ったりしたくないの?」と言われましたが、
・学生時代に休みの度にバックパックでチベットやヨーロッパやアメリカを旅した
・留学〜社会人スタートがニューヨーク、約5年住んだ
・アパレルの仕事の出張で、パリとミラノへ何度も行った
・Macさえ持って行けば、明日からでも飛べる
からか、「どうしても行きたい」というのがないのです。
若い時に行っておいてよかったよ
自分だけの目的を知っておく
Johnがずっと求めていたのは平穏無事な生活、私が求めているのは自由に創作ができる日々なのです。
どちらがいいとかではなく、「自分の正解は自分の中にある」のが資産形成だなと思いました。
たまたまKindleで見つけたこちらの本にも同じようなことが書いてあって、きっと著者さんとJohnは感じ方が近いのだろうなと思いました。この本、すごく面白かったです。
YouTubeや株クラでは「サイドFIREするには、〇〇万円必要」みたいな投稿がたくさんありますが、自分の目的を知っていれば、誰かと比べる必要なんてなく、資産形成がもっと楽しくなるのではと思ったのでした。
よい週末を♪