今週から、スイミングを始めました。
始めるにあたって選択肢は①市営プールと②スイミングスクールの2つがありました。
見学に行って
●三方の窓から空や山が見えて開放感がある
●久しぶりなので、フォーム(泳ぎの型)をチェックしてもらいたい
という2点から
プライベートレッスンもやっている②スイミングスクールに入会しました。
学生時代の部活は水泳部。本格的な競泳をやっていました。
ですが、ぱったりやめていたので、果たして泳げるのか?という感じでした。(去年、海でちょこっと泳いでいた程度)
20年ぶりくらいに泳いでみて、
とーーーーっても気持ち良かった!
もっと早く申し込めばよかった
というわけで、今日のブログは「昔やっていた部活や習い事は財産かも」と思ったことについて書いてみようと思います。
身体の弱かった幼少期
私が水泳を始めたきっかけは、小児喘息を患っていて、病院の先生に心肺機能を強くするために「海風に当たることと水泳」を勧められました。
薬剤師なのに薬嫌いな母は、それはいい!と思ったみたいで、せっせと海やプールに連れて行ってくれました。
最初、水が怖くてたまらなかったのですが、ある時、父から足がつかない大人用のプールに放り込まれて、
ゴボゴボゴボ。。。あれ、浮いた?
うわぁ、私泳げるかも←必死でいぬかき
というところから、急に浮き輪なしでプールに入れるようになりました。
「そんなことしたかね?ひどかねぇ」と父はしらばっくれてますが、あの荒療治は効きました。
その後に入ったスイミングスクールでも、水が怖くないから、最初から飛び込みも怖くなく、どんどん泳げるようになりました。誰かに放り投げられることもないし(笑)
そして、だんだんと喘息も出なくなって行きました。
プール、海、プールな野ザル時代
そんなわけで中学生になって、選んだ部活は水泳部。
田舎の公立中学校だったので、プールは屋外の25mプール。人間だけではなくカエルも泳いでいるようなプールでした。更衣室の裏には森があってという環境です。
部活の顧問は社会科の先生だったのですが、趣味がトライアスロンで、今思うと生徒と一緒のメニューをこなすことでトレーニングしていたんだと思います。
プールが使える時期は、ラン3km + スイム3km
冬季は、ラン5kmの後に陸上部と一緒にトレーニング。
夏休みは、午前中部活でラン3kmとスイム3kmをこなした後、同じ水泳部の友達のお家でお昼ご飯、昼からはその子の裏庭が海に続いているので、海で遊ぶ。週に二回は、夕方からスイミングスクールの選手コースにも行っていました笑
あの体力はどこからきていたのでしょう?
夏が終わる頃には、日焼けと海水で髪の毛は茶色に、身体は真っ黒に日焼けしていました。
友達と過ごす部活はきついけど楽しいし、海はプライベートビーチだし(友達宅の裏庭)、帰りに食べるアイスは最高で、毎日笑い転げて、ギャアギャアうるさいお猿さんのようでした。
身体は覚えていた
さて、20年ぶりの水泳はというと
ぜんっぜん、スピードが出ませんでした。
3ストロークで、プールの真ん中まで行っていたキック力は失くなり、10クロールに一回息継ぎしていたはずのクロールは、やってみると、ぜーぜーはぁはぁ状態でした。息が持たない笑
初日は、かなりのゆっくりペースで450メートル泳いだだけで、見事に上半身筋肉痛になりました。
でも、身体は覚えているのですよ!
プールの端に届きそうなところで、水中ターンして折り返したり、背泳ぎで5メートルフラッグが見えたら、蹴伸び加速→くるっとうつ伏せに返って水中ターン→ドルフィンキック
まぁ、キック力が弱っているので、加速しませんでしたが…
ドルフィンというより、アボカドが泳いでると想像してくださいまし
プッ笑える
身体の深い深いところで、細かいタイミングやストロークの数も覚えていたことに感動しました。
まとめ
初日だし、1時間くらい泳いでみようと思っていたのですが、とんでもない!30分ほどであがりました。
スイミングスクールの隣りには、『POOLSIDE COFFEE』という素敵なカフェがあって、「帰りに、プリン食べて帰ろう♡なんてったって初日だし、お祝いしよう」と営業時間まで調べてから出かけたというのに、
お腹が空きすぎて、足りん。結局、OKストアのカツ丼とアイスを買って帰りました。390円の幸せw
高校生の部活みたいねぇ
ご飯を食べて、窓を全開にして、そよそよ吹いてくる風を感じながら昼寝をしていると、まるで夏休みみたいです!
このスッキリ幸せな感じ。脳内から何かすごい成分が分泌されているのかもしれません笑
昔はタイムを少しでも縮めるために、上の大会に行くために頑張っていましたが、今はタイムも気にせず、ただただ気持ちの良いペースで泳いでいるだけなので、全然違いますね。
クマには「昔取った杵柄だね」と言われています。
プールからの帰り、ずっと水泳をさせてくれた両親に感謝の気持ちが湧いたり、おばあちゃんがプールサイドから手を振って見守ってくれていたことを思い出したり、部活の仲間たちの顔や海まで続く松林の匂いや、足裏の熱い砂の感じがふいに蘇ってきて、静かな幸福感に満たされたのでした。
ブログと同様に、こちらもぼちぼちペースで続けていけたらいいなと思います。
書いてると、また泳ぎたくなってきました