1ヶ月前くらいに「来月、またクルーズに行くけん、そっちに寄るばい」と両親から連絡がありました。
連絡を受けて、張り切ったのは私ではなく、パートナーのクマでした。
「パパバー(パパバード:父)とママバー(ママバード:母)に、何が食べたいか聞いて。お肉だったら種類とどの部位が好きかも聞いてくれる?」とメニューを考え始めました。
我が家にくるお客様は、朝ごはん抜きでいらっしゃいます笑
お腹いっぱいで帰ってもらいたいからね
「ついでにバーシス(バードシスター:妹)も呼ぶか」となり、我が家にバード一家がやってくることになりました。
今日は、相変わらずちょっと変わっている両親とクマのおもてなしについて書いてみようと思います。
行動力抜群のふたり組
家を出るまでは、お父さん、お母さんという保護者的な感じでしたが、今は「面白いふたり組」という感じで、同年代の友人夫婦のような感覚です。
考え方が斬新なので、「あの二人に聞いてみよう」と思って、意見を聞いてみることもあります。
リタイアしてから、人生が楽しそうな両親
特に、父が60歳の定年でリタイアしてから、二人とも人生を謳歌しています。
「一度、東京に住んでみたい」「世界一周の船の旅をしてみたい」「アッピア街道を歩いてみたい」「ヨルダンの遺跡に行ってみたい」「寒い時期はタイで暮らしたい」「エーゲ海の島に行ってみたい」「オーストリアの高原で、サウンドオブミュージックごっこをしてみたい」etc…
一例ですが、全て実行しています。
「オーストリアの高原でサウンドオブミュージックごっこ」は、長年母がやりたいと言っていたことだったのですが、マリア先生が着ていたようなロングスカートをまとって、高原でくるくる踊りながら歌ってきたそうです(父はカメラマン笑)
「死ぬまでにやりたい10のこと」みたいな感じでもなく、いつの間にかさらっと実行されているのがすごいなと思います。
両親の世界観はこんな感じです↓
父が後悔している2つのこと
今回、父が話していて面白かったのが、「後悔していることといえば、『家を建てたこと』と『10年早くリタイアしなかったこと』」だそうです。
退職してから東京に住んでみたり、海外に長期滞在する中で、「持ち物は、スーツケース一個でよか」となったらしく、「今だったら、家を持たずに家族それぞれスーツケース一個分くらいの荷物にして、学区の良い地域に気軽に引っ越したり、夏休みは海外で過ごしたり、身軽に生きるね」とまるでミニマリストのようなことを言っていました。
なんだか納得。血のつながりを感じます
『10年早くリタイアしなかったこと』については、定年後の暮らしが楽しすぎて「なぜ、もっと早くリタイアしなかったのか?」と日々思ってしまうそうです。試算してみたら十分に可能だったそうで、「やりたいことが多すぎて、追いつかない」と言っていました。
クマのおもてなしメニュー
【ベアーズキッキンのメニュー】
・ローストビーフ(前日準備あり)
・シャトーブリアンのステーキ、揚げエシャロット
・ホタテのミキュイ、ワカモレ添え、バゲット
・はまぐりの出汁の鯛茶漬け(前日準備あり)
・飲み物:ビール、赤ワイン
こんなメニューになり、前日にクマがローストビーフと鯛の昆布締めの準備をしていました。
私はお掃除と当日は盛り付け係
チームワークが大切です
当日の朝、ステーキの肉やホタテを買いにスーパーへ行ったところ、美味しそうなはまぐりを勧められ購入することに。美味しいものには飛びつシェフ。
両親が着いてすぐ、クマが自分の部屋に案内して、机周りのマシンやモニタについて説明していました(←クマなりの歓迎)。マシンの計算速度やPythonのライブラリについて、色々質問する父。嬉々として答えるクマ笑
ひとしきりおしゃべりが済んだころに妹が着いて、乾杯となりました。
両親ともにフルタイムで働いていたので、いつも夜ごはんのスタートが遅かったのですが、ご飯を食べてからも食卓でおしゃべりしていることが多く、2時間くらいはかかっていたかもという話をクマにしていました。
「えーそんなに」と驚いていましたが、今回は13時過ぎにスタートして、3時間くらい食べたり、飲んだり…クマが「こういう家族の団欒っていいですねぇ」と嬉しそうにしていたのが印象的でした。
ちょっと散歩に出て、デザートまで食べて、解散したのが19時過ぎでした。
まとめ
クマが税金対策のために法人化して、カッコいい社名を付けました。
社名を聞いた途端、ゲラゲラ笑い出すうちの両親「そんな名前、覚えられんばい」「なんて?もう一回言って」となり、「株式会社クマゴロウでいいんやない?」「株式会社クロクマはどう?お母さん、シロクマのアイス好きよ」「シンプルにクマ株式会社は?」と勝手に提案し始めました。
バードファミリー、センス無さすぎ
と言われていました。
すっかり馴染んでいるクマ、楽しそうな妹、相変わらず面白い両親、私の大好きな人たちが集まった午後でした。
「また遊びに来るけん〜〜」と言いながら帰って行った両親を見送って、「あの二人、またすぐ来そう。今度は何作ろうかな」とクマが手を振りながら言っていました。