『いつかまた海のそばで暮らしたい』
今年の冬に逗子に引っ越してきて、海のそばで暮らすという願いが叶いました。
静かな冬〜緑が気持ちよかった春〜にぎやかな夏、半年経って感じるメリットとデメリットを書いてみようと思います。
写真いっぱいでお届けしますので、楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
出身は、福岡の海辺の小さな街。波の音が好きです。
逗子に住みたいと思ったわけ
まず、逗子の場所ですが、神奈川県の三浦半島の入り口に位置してまして、東京から電車でおよそ1時間、横浜から30分です。
隣駅は観光地でもある鎌倉、避暑地でもある葉山に挟まれたのんびりとした場所です。
初めて訪れたのは数年前のゴールデンウィーク、友人に誘われて逗子ビーチフィルムフェスティバルというイベントに行きました。
逗子海岸に海外の遊園地のようなセットが組まれ、海を見ながらビールを飲んで、夜になったら砂浜に座って映画を観る…当時、ものすごく忙しく働いていた私は、久しぶりに心からリラックスできたのでした。
それから気に入って海水浴にも行くようになり、「こういう場所で、ふらっと海に散歩に行けるような生活がしたいな」とぼんやり思うようになります。
逗子生活のメリット
今年に入り、パートナーのクマが資格試験のために実家に帰って勉強したいと言い出しました。
それまで横浜市内に住んでいたのですが、クマ実家に帰る→私、一人暮らしになる→フリーランスだし、市内に住む必要がなくなった→じゃ、逗子に住んでみるか?
ダメだったら戻ればいいしね!といそいそと荷造りをして逗子へ引っ越したのでした。
逗子に引っ越すと決まった途端、嬉しそうに準備をしていました…
徒歩10分以内に、海も図書館もスーパーもある暮らし
『いつかまた海のそばで暮らしたい』なんて思っていた割に、よくよく考えたら50kmくらい住む場所を移しただけでした(笑)
やればわかる、まさにこのことですね。
そして、こちらが駅〜海まで、私の生活圏内です↓
毎日の通勤がなくなったとはいえ、月に2〜3回は都内に出る用事もありますし、便利で住みやすそうな環境を選びました。
結果、大正解!
徒歩10分以内に、ビーチ、図書館、駅、カフェ、スーパー、美味しいパン屋さん、魚屋さん、市役所、クリニック、八百屋さんなど生活に必要なものが全て揃っているのです。
美味しい、のんびり、みんな優しい
引っ越してまず感じたことが、スタバでコーヒーの出てくるスピードが遅いこと。
なぜなら、結構な割合で、レジのところでお客さんがおしゃべりしてるから笑
他のお店でも、レジやカウンターで一言二言言葉を交わしたり、八百屋さんや魚屋さんでおすすめを聞いたり、会話しながらお買い物をすることが増えました。
そうやって持ち帰った地元の野菜やお魚は新鮮で美味しく、ほとんど料理をしなかった私も少しずつ自炊するようになりました。
といっても、野菜を切って、フライパンでお魚を焼く程度です
仕事に集中できる環境がある
通りから一本入ると静かな住宅街が広がっていて、窓からは緑が見えて、鳥の声が聞こえ、ベランダに出ると海風が心地よい。
村上春樹の『遠い太鼓』という本の中で、「なんだかまるで深い井戸の底に机を置いて小説を書いているようだ」という一文がありますが、ここの環境もまさにそんな感じです。
ゆるやかに外界とつながりながらも、しんとした静けさがありますので、一人でどこまでも潜って行けるような不思議な感覚に時々なります。集中して仕事ができますので、制作にはうってつけの環境だといえます。
お金を使わない暮らし
逗子に引っ越してきてから、早寝早起きできるようになり、素晴らしく健康的な生活になりました。
朝起きてすぐに仕事を始め、お昼過ぎまで一気に進めます。お昼ご飯を簡単に作って食べて、昼寝をしたり、図書館に行ったり、最近はブログを書いたりしています。
日が暮れる前に海に行って、夏の間は毎日のように泳いでいました。夕方の海は水温も上がっていて、太陽の光も柔らかく、気持ちよかったです。帰りにコンビニでガリガリ君を買って、食べながら帰ってシャワーを浴びて…なんてやっていると、びっくりするくらいお金を使わない生活になりました。
逗子生活のデメリット
都内まで1時間、遠いと感じるか近いと感じるかが分かれ道
一番のデメリットは、都内に出るのに1時間はかかるということです。
良い点は、逗子は始発駅なので必ず座れることと横須賀線、湘南新宿ライン共にグリーン車がついていることです。
もし毎日通勤があったとしたら、私の場合だと横浜くらいまでが限界かなという気がします。個人差が大きいと思いますが、満員電車がとにかく苦手なので、月に2〜3回都内に出る際は、迷わずグリーン車に乗っています。
災害のリスク
これは海のそばに暮らすリスクですね。入居する際や転入届を出した際に、市内のハザードマップや避難場所が書かれた冊子を渡されます。
いざという時があるのだなとこの点は覚悟をしています。
夏の週末は混みます!
夏の週末は、駅前から海水浴場、コンビニやカフェ、スーパーまでどこもかしこも混んでいます。
こちらも好みの問題になると思いますが、私は『ザ・夏休み』という感じがして好きでした。
まとめ
一人で気楽に暮らしているので、参考になるかは自信がないのですが、暮らしというのは何かと何かの交換なのだなと思うようになりました。
都会という便利さを取るか、自然に囲まれた静けさを取るか、とかそういったことです。
私の場合デメリットよりもメリットを感じている暮らしなので、つい良い点ばかり強調して書いてしまいます。
今度、バードの家でアクアパッツァを作るんだ
食いしん坊でお料理好きなクマは、食べ物が美味しいというところにとてつもない魅力を感じているようです。
冬〜夏までを過ごしてみて、秋は初めて迎える季節ですので、また気づいたことや発見があればアップデートしていきたいと思います。お読みいただき、ありがとうございました!