【となりの億万長者】ファーストクラスで日本に遊びに来た友人が教えてくれたこと

数日前まで、となりの億万長者のJohnが日本へ遊びに来ていました。

今回の滞在はおよそ2ヶ月、会った瞬間に「初めてファーストクラスに乗ったんだ」と嬉しそうに教えてくれました。

そして、いつものようにコーヒーを飲みながら、証券口座を開いて何がどうなっているのか見せてくれました。

その中で、彼もまた、ある先輩に影響を受けてFIREを目指し、サイドFIREからスタートしていたという意外な事実を知りました。

そして、Johnの資産の土台となっていたのが毎月166ドル（2万円くらい）ずつ30年に渡って積み立てていた非課税口座でした。

今日は、Johnとの会話を通して学んだことを書いてみようと思います。

毎月166ドルをコツコツ積み立てたらどうなるのか？

（約30年で）何もしなくても、毎月1万ドル（1ドル150円換算で150万円）入ってくるようになった。

アメリカで投資の話になると必ず出てくるのが「Roth IRA（個人向け退職投資制度）」や「S&P500への20〜30年投資」という長期目線の考え方です。

Johnはミリタリーに入った21歳の時から、非課税になる投資口座を使って、毎月166ドルずつアップルやスターバックスなどの個別株をコツコツと買ってきたそうです。

もちろん、途中から課税口座の方でトレードをしたり、アップルやスターバックスの株価が何十倍にも伸びたりといった幸運もありましが、

「大きなことをしなくてもいい。ただ、続ける。それだけで人生は変わるだなって思った」と言っていたことが印象的でした。

Johnも最初はサイドFIREから始めていた

今ではマルチミリオネアとなり、ファーストクラスで遊びに来るくらいお金があるJohnですが、最初から余裕のある暮らしをしていたわけではありません。

むしろ最初の方は、「166ドル（2万円くらい）を出すことがギリギリだった」と言っていました。

彼にもFIRE達成者の先輩がいた、というのがヒントかもしれない

今回初めて知ったのですが、彼にも先にFIREを達成していた先輩がいて、その姿を見てFIREを目指したそうです。

そして最初からFAT FIRE（潤沢に資金を持ってFIREすること）ではなく、20年間ミリタリーに勤めた後、41歳の時にサイドFIREしました。

その時、毎月166ドル積み立てていた口座は25万ドルくらい（1ドル150円換算で3,750万円）になっていたそうです。

サイドFIREをしてからは、
・ミリタリーから入る、毎月の退職金
・近所のスターバックスでパートタイムで働く

という、かなり質素で慎ましい生活をしていました。

その時に先輩から「積み立てていた口座のお金を10年寝かせておきな。なるべく引き出さないように」と言われて、そのアドバイスを守ったそうです。

これが後に資産が爆増する要因になりました。

この話を聞いて、「おや、サイドFIREした時の資産が意外と少ないな」と思いませんか？

Johnがすごいのが、先輩のアドバイスを守って、完全にFIREするまでサイドFIREした時までに積み立てていたお金に手をつけなかったことです。FIREしたのは、サイドFIREしてから8年後の49歳の時です。

私はこのプロセスを聞いて、成功する人の背後には、必ず誰かの存在があるんだなと思いました。

FIREムーブメントは下火になったと言われるけれど…

最近、このYouTubeのように、FIREムーブメントは下火になったと言われることがあります。

以前は
・極端な節約で20代FIRE
・アメリカの田舎でほぼ自給自足の生活して、ストイックに生活
のような、エクストリーム F I R Eが話題性もあり、人気があったように思います。

でも今は、サイドFIREやバリスタFIREといった、よりソフトで現実的なFIREが主流になってきたように感じます。

もしあのとき投資を始めていなかったら、
今の資産はなかったし、高いインフレの中で、結構苦しい状況になっていたと思う。

だからこそ、今持っているものに感謝しているし、
何十年も前に「少しずつでもやってみよう」と行動を起こした過去の自分にも感謝してる。

私自身、パートナーのクマとたまちゃん３人の暮らしを続ける上で、極端なFIREは求めていません。

でも、Johnと会うたびに「絶対にサイドFIREまでは持っていこう」という決意が強くなるのは、自分の時間を大切にする生き方を選べる人生に魅力を感じるからだと思います。

「あと5〜7年くらいで、サイドFIREまで持っていきたいんだ」と言ったら、「応援するよ！すっかり倹約家になっちゃって、昔の自分を見ているようだ」とまで言ってくれました笑

豊かさとは
自分の時間を大切にしながら、人生を送ること
人生の選択肢を増やすために、小さな行動を積み重ねること
先人の知恵を学びながら、自分のペースで歩くこと

Johnが見せてくれる生き方をみならって、私も自分のペースで積み上げていこうと思ったのでした。

よい週末を♪