毎日暑いので、午前中の早いうちか、夕暮れ時にクマと自転車で海まで行っています。

最近は暑すぎて、夕暮れが多いよ
二人ともTシャツに短パンなので、ひざくらいまで海に入って「は〜、涼しい」「気持ちいいねぇ」というのを繰り返しています。


クセになる気持ちよさです

足湯ならぬ、足海です
いつも波がきて短パンは濡れてしまうのですが、しばらく岩場や木陰に座っていると乾いてきます。
短パンが乾いて、濡れていた足も乾いて、砂が自然と落ちるくらいになったら適当に砂を落として、また自転車に乗って家へ帰ります。
こんな風に過ごしていると、生活がさらにシンプルになっていくのを感じます。
この感覚でデザイン(家の中の動線や書類整理まで含めて)を見た場合、「シンプルすげー」←語彙力、低めとなりましたので、今日はこのことについて書いてみたいと思います。
クマのお気に入りの空間
パートナーのクマはADHDで、「片付け」に関するすべてのことが苦手です。

出したら出しっぱなし、机の上も引き出しの中もぐっちゃぐちゃ、なんとなく想像できます?

靴下が魔法のように消えるのです

よく探してるもんね
そんなクマ対策として、洗面所にクマ専用の「パンツ(下着)」「Tシャツの下に着るインナー」「靴下」を入れるボックスを実験的に設置しました。

無印の布製ボックス(590円/個)に、ポストイットにイラストを描いてクリップで留めただけのもの。
クマの場合、簡単でないとすぐに使わなくなるので、なるべくお金をかけずに実験します笑
設置した直後から、「うお〜、わかりやすい」「この空間、いいね」とすっかりお気に入りになりました。
仕舞う時も、下の洗濯機から取り出して、上のボックスへポイポイ放り込むだけなので動線がスムーズです。

590円×3の投資が功を奏したね!

素晴らしい。靴下がいつもある
洗濯物もごちゃごちゃしていたので、IKEAに行ったときに高さがあって、投げ込みやすいものを購入しました。こちらのランドリーケースです。

そして引越しで余ったガムテープで、ピクトグラムを作って(ハサミでガムテープをカットしただけ)完成しました。つい「色を揃えたくなる」私の趣味です。


何事も「最初は小さく始める、お金かけない」が大切です。

いつもバードに伝えてることだよ
アナログ強し、秒で出てくるシステム
前に住んでいた部屋の敷金精算について、不動産屋さんとやり取りをしていました。
送られてきた精算書の詳細を見たところ、「これはオーナーの負担になるのでは?」と思う項目がありました。
そこで、ChatGPTに相談したところ←完全に相棒w、「明細を添付することで、費用の妥当性について具体的な根拠を示すことができます。」とアドバイスがありました。
去年の確定申告の資料を出してきて、該当の明細を見つけるのに5秒↓

レシートを月別・日付順に貼っているだけで普段見返すことは皆無なのですが、この時ばかりは「アナログ、すご。シンプル最高!」と思ったのでした。
明細を添付したメールを送ったところ、オーナーさんも負担してくださることになり、交渉成立したのでした。

スカッとしたね
一度は手放そうと思ったもの

棚に入れたままだったコーヒーミルの分解作業を始めた時は、綺麗にしてメルカリに出す予定でした。

引越し前にやろうと思ってたけど、先延ばしにしていた
ですが、あまりに原始的な仕組みのため、分解作業がレゴみたいで楽しいと思ってしまったのです。
また、以前ネスプレッソのカプセルを使うタイプのコーヒーメーカーを使っていた時に、湯垢洗浄剤を別で購入する必要があったり、どこまで綺麗になったのか実感できず面倒になって手放した経験があります。
それに比べて、こちらはほぼ全てのパーツが分解できるので、あっという間に綺麗になり、コーヒー豆を入れてゴリゴリとハンドルを回してみたところ、「なんかいいかも」となり、残すことにしました。
朝、窓を全開にして、庭の緑を見ながらゴリゴリやってると、「そんなに急いでどうする。じっくりこの時間を楽しもうじゃないか」という心持ちになる不思議なコーヒーミルです。
デザインとは、加えることではなく、取り除くことである
“Perfection is achieved, not when there is nothing more to add, but when there is nothing left to take away.” by Antoine de Saint-Exupéry
(完璧とは、加えるものがなくなった時ではなく、取り除くものがなくなった時に達成される – アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)
「サッと取れる」「簡単」「パッとわかる」「長く使える(壊れない)」というのが、我が家の部屋づくりの根幹にあると気がつきました。
「デザインとは、加えることではなく、取り除くことである。」と言った、星の王子様の作者、サン=テグジュペリの言葉が好きです。
仕事でデザインする時も「シンプルであるほどいい」「操作が簡単であるほどいい」と思いながらデザインしています。
そして、家もデザインも余白があると、ウロウロしていて(スクロールしていて)気持ちがいいんですよね。
ミニマリズムというとモノを少なくすることに焦点が当てられがちですが、私はこの爽快感、風がふわ〜と抜けていくような感じが好きなのだと改めて思いました。
よい週末を♪